【カローラフィールダー】雪道に4WDは必要?スノーボード編
質問者の現在のクルマ
乗っている車
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予算
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平均走行距離
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なし | 170万円 | 1.0万km/年 |
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主な用途
旅行、買い物。
埼玉県在住。20代独身男性がオーナー。普段はちょっとした買い物や遊びに使うが、スノーボードが趣味で、冬になると頻繁にスノーボードに出かける。
希望(こだわりポイント)
- 雪道を運転できる車
→スノーボードにでかけるため
→雪山を軽々登れる車が良い - ラゲッジルームが広い
→スノーボードを積載する
→友人と旅行に出かけることもあるので、その荷物が載るように - 維持費
→金銭的余裕がそこまであるわけではないのでなるべく維持費のかからない車
現在の悩み
カローラフィールダーのFFと4WDで迷っている。
一番の懸念点はFFで雪山が登れるか。本体価格と燃費が良いFFの方を選びたいが、前提として雪道の上り坂を登れる車でないとだめ。予算的に厳しいが、雪道を登れないのであれば4WDを頑張って購入する予定。
また、レジャーで色々なところに出かける事が多い。カローラフィールダーと同じくらいの値段で候補に挙げられそうな車があったら教えて欲しい。
車選びコンシェルジュの回答【雪道に4WDは必要ですか?】
冬に頻繁にゲレンデを目指すスノーボーダーの脚、ステーションワゴンは4WDがいいに決まってます。候補となったカローラ・フィールダー1.5X 4WD。20歳代の独身男性の選択肢としては地味な存在で、あまり注目されないモデルですが、車両価格は178.4万円(CVT車)で、意外に高価です。予算170万円を多少超えてしまいます。
雪道の走破性で4WDが有利なのは当然です。
トラクションが4輪に分散されるので、当然です。とくにアイスバーンやミラーバーンの坂道発進などで、いきなりテールを振り出すベンツやBMWなどのFR二駆を横目に、楽々発進できます。大きな性能差を感じさせてくれる場面です。ただし、4WDだからといって安心していると大怪我をすることも。四駆でも“止まる性能”は二駆と同じだからです。この“止まる性能”はタイヤに依存します。しっかりしたスタッドレスタイヤを選ぶことが大切です。
カローラ・フィールダー1.5X 4WD、ボディサイズは4360×1695×1500mm、車重1200kg。これも意外ですが、コンパクトで軽いクルマです。だから燃費も良くて、JC08モード燃費は16km/リッターを達成しています。搭載するエンジンは1.5リッター直4DOHCで、103ps/13.5kg.mでごくごく普通の性能です。
軽い車重だからか、フロントにはベンチレーテッドディスク・ブレーキを装着していますが、リアはドラムブレーキです。搭載する4WDシステムはフルタイム4WDといっても、常に4輪に駆動力が伝わらないタイプの“スタンバイ型4WD”で普段はFF状態で走行し、必要に応じてリアにトルクを伝達します。
カローラ・フィールダーの最大の美点は安全装備にグレードによる差別がないことです。運転席&助手席エアバッグはもちろん、サイド&カーテンエアバッグも全車標準。EBD(電子制御制動力配分装置)付きABS、ブレーキアシスト、TRC(トラクション・コントロール)に2014年から装着が義務化されるVSC(ヴィークル・スタビリティ・アシスト:横滑り防止装置)なども先行して全車に標準で装備されています。これは、1.5リッタークラスの国産車としては稀な存在です。トヨタはこのあたりをもっと強調して宣伝してもいいと思います。
比較的短めの全長ですが、ホイールベースは2600mmとたっぷりあるので、室内はかなり広く感じられます。ステーションワゴンとしてのラゲッジも広く、リアシートをフォールダウンすると荷室最大長は2mを超えます。スノーボードやスキーなども楽に収納できますね。
予算をややオーバーしますが4WDの安心感と充実した安全装備がそろったフィールダー1.5X 4WD、ちょっと地味な優等生ですが、悪くない選択肢です。
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アナザー・チョイス1
スバル・インプレッサ・スポーツ。
国産車のHB車にはない斬新で欧州車を思わせるエクステリアです。また、インテリアの雰囲気と佇まいは大人のクルマを感じさせます。ボディの全長×全幅×全高は4415×1740×1465mm、欧州のCセグメント、いわゆるプレミアムコンパクトといわれるゾーンで、VWゴルフやアウディA3、メルセデス・ベンツAクラスなどをターゲットにしていて、カローラよりもひと回り大きなモデルです。
搭載するエンジンは、スバル伝統の水平対向4気筒エンジン。ラインアップは1.6リッター(115ps/15.1kg.m)と2リッター(150ps/20kg.m)の2種。1.6リッターの4WD車「1.6i」の価格は169.05万円(5速MT/CVT車は174.3万円)。欧州のCセグメントに属するプレミアムコンパクトに対するアドバンテージが、ライバル車には存在しない、この4WDシステムです。
30年以上の伝統を誇るスバル独自の水平対向4気筒エンジンとフルタイム4WDを組み合わせたシンメトリカル4WDシステムは1980年代のレガシィ、1990年代のインプレッサがWRC(世界ラリー選手権)で磨き上げた信頼の四駆システムです。左右対称で低重心の4WDシステムは、カナダやスイス、北ドイツや北欧などで人気車種。降雪・凍結路地域では絶大な信頼感を得ているモデルです。
安全装備は充実していてカローラに標準でインプレッサに装備されていないのはサイドエアバッグぐらいです。EBD(電子制御制動力配分装置)付きABS、ブレーキアシスト、VDC(ヴィークル・ダイナミクス・コントロール:横滑り防止装置)なども全車に標準で装備されています。
アナザー・チョイス2
大穴に、トヨタ・プロボックス・ワゴンです。
4WDモデルは148.4万円?167.7万円。ボディサイズは全長×全幅×全高4195×1695×1515mm、車重1110?1120kg。カローラよりもコンパクトでいながら、エンジンや駆動方式はカローラに準じています。違いはトランスミッションがカローラのCVTから、4ATとなった点でしょう。
何より“働くクルマから派生したワゴン”なのでラゲッジスペースは十分。エクステリアからは“働くクルマ”の潔さを感じます。“働くクルマ”ライクなステーションワゴンを“使い倒す”というのは、なかなかカッコいいと思いませんか?
